雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

A11 Matilda 1


 
ひさびさの書込みは、作りかけのマチルダさんです。なんて書くとガンダム系の検索に間違ってひっかかっちゃうんだろうけどな。まあその、連邦の女性士官が登場するまでは、マチルダと言えば「砂漠の女王」だったのでありましょう。よく知りませんが。このマチルダは、その1/35スケールではタミヤからキット化されている「砂漠の女王」Matilda Mk2の先代というか、お姉さんにあたるそうです。生産は1939年2月から1940年8月までということなので、第二次大戦時には実践配備されてないですね。
 

ともかく、足掛け4年の歳月を経て、その初代マチルダの組立てが完了した次第であります。キットはAccurate Armourのものです。車体、砲塔はレジン製、装備品など細かい部分にはメタルパーツ、エッチングパーツが使われている、複合素材キットです。履帯(キャタピラ)もレジンのものが用意されているのですが、そのまま使うのはちょっとアレなんで、フリウルのT-26用のものを履かせています。
 


ところで、僕の購入したキットは、起動輪(この場合は後輪)上のフェンダーの支持架がひとつしか入ってなかったので、両方ともプラ板で作り直しました。また、前部の誘導輪がついているところはレジンのヒケがあったので、ポリパテで修正後、リベット(タミヤのマーダー3Mから流用)をつけなおしてます。また、別パーツになってる運転席ハッチも形が崩れてたので、ペリスコープだけ切り取って他はプラ板で作りました。
それと、ライトのステイなど、いくつかのメタルパーツも成型不良になってたので真鍮線などでそれらしく作り直したりパテで補修しましたなあ。ともかく、そういうこまごまとした修正が面倒臭いために放置しっぱなしで、なかなか制作が進みませんでした。
ただ、パーツ同士の寸法が合わない、といった模型としてのミスはほぼ無いので、全てのパーツにトラブルがなく、細かいことを気にしないという前提で、組立説明書(これがまた古いコピーみたいな刷りで、写真が流れててすっげえ見にくいんだけども)を穴の空く程じっくり観れば、まあ誰でも組立てられると思います。いや実際、組み上がった写真見ると悪くないでしょ?
でもって、やっとこれから塗装です。しかしこのペースだと年内に完成するんでしょうか…?