雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

昨日はGIGでした。

数日前にフライヤーをUPしたように、昨夜は我々CCR(Creedence Clearwater Revival=クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)のGIGでした。告知のごとく、アルバム「Green River」完全再現を試みたのですが、いざやってみると、なんかあっさり終わった感じがしました。やはり「プラウド・メアリー」とか「雨を見たかい」、あるいは「悲しいうわさ」「サムデイ・ネヴァー・カムス」みたいなキーになる曲がある方がメニューとしては親切なのかもしれません。
それと、「Green River」というアルバム自体がカントリー色が強く、R&B系の「重い曲」のウェイトが少なかったこともあるのではないかと、今更ながら感じる次第であります。いやまあ、数曲R&Bもあるんだけど、最後の曲「The Night Time Is Right Time」とか、いつもは割と前半にやってるせいか、なーんか「締め」という感じもしなくて。曲順とか流れの中で演奏のニュアンスを変えられるくらいの表現力があればよかったのかもしれないです。
でもこの「アルバム一枚コンプリート再現」手前味噌かもしれないけど、悪くないんじゃないかな。ちなみに次にコンプできそうな最有力候補は「Live In Europe」です。あと「キープ・オン・チューグリン」1曲です。全14曲と長尺だけど。
それと、告知のときに「A長さんてバンドは全然知らないけど、どーせ俺らと同じようなおっさんのロックコピーバンドだろう」なんて書いてましたが、違ってました。失礼いたしました。まさに「す ん゛ま゛せ ーー ん゛」つー感じであります(つってもちょっと若いくらいだろうけど)。
やってる曲もオリジナルでした。鍵盤とホーンのないRCとか、ファンクな憂歌団とか、田中一郎が'80年代のビートバンドをプロデュースしたらこんなんなりそうな感じ(あ、それプライベーツか。ちょっと違うな)。偉そうなこと言うとちょっとリズムが怪しかったけど、そんなこと言うの野暮なくらいヴォーカルのキャラが立っててよかった。てゆーかあのキャラは反則だと思うぞ。
で、「A長」ってバンド名、かけ声の「アチョー」と、「スタジオでAの長まわしをよくするから」なんだって。私はなぜだか、メンバーの中にいかりや長介みたいな人が一人いるものと思い込んでました。それと最後の最後にセッションしなくてすみませんでした。シールドひっぱり出したりとか、もさもさセッティングし直したら、あの場が冷めそうな気がしたんで。