雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

工事中


しかしまあ、暑くなってまいりました。当事務所の入っているビルは、(大家さんには失礼ながら)古い造りで「断熱」という概念がどうやらないようで、中にいても外気温と直射日光の影響をもろに受けます。つまり、冬は寒く、夏は暑い。毎年のことながら、夏の暑さは堪えます。
そんな古い建物を見下ろすかのごとく、最近、近所で高層マンションがにょきにょき建ってます。いやホントに高いんだわ。何階建てかとか数えたことはないけど。もう関西では地震は起きないと思ってるのかね。いくら耐震構造だっつても、上の方の階だったら室内はぐっちゃぐちゃになると思うけどな。まあそれはいいんですけど。
新しい建物ができるということは、当然以前に建っていた建物は取り壊されたわけで、それらの大半が旧い木造家屋だというのは、仕方がないとはいえ、ちょっと寂しい気もします。
写真の建物もそんな建造中のひとつ、というのは嘘で、4年くらい前に撮ったものです。我ながらなさけないのは、どのあたりで撮って、完成している筈のこれが今何になっているのか、さっぱり思い出せないこと。事務所の近所なのは間違いないんですけど。