雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

ES-355が帰ってきた


 
先日、以前から改造のために楽器屋さんにあずけていたES-355が戻ってきました。
 

 
ここがその改造箇所だ!つってもなんもわからんですね。
このギター、ステレオ出力になってまして、そもそもはステレオ仕様のシールド(念のためエレキギターについて全く知らない方のために、シールドというのはアンプにつなぐためのコードをこう呼びます。スピーカーケーブルみたいなもんです)を使って、フロントピックアップとリアピックアップの音はそれぞれ個別のアンプで出すようになってるんですね。だから、これに一般的なシールドをつなぐと、リア側の音しか出ないんです。
こうすることでこのギターの発売当時は何が素敵だったのかはさっぱりわかりませんが、現在となってはすこぶる使いにくい、というか、僕には使いようがないので、普通のエレキみたく、モノラル出力にしてもらった次第でございます。
それともうひとつ、ピックアップセレクタをセンターにしたときの出音がフェイズアウトになってたので(ギブソンの古いのってそういう配線になってるんだって。ホント?)、これも通常の配線にしてもらいました。いずれの作業もソリッドだったらどってことないんですけど、モノがモノだし、作業の煩雑さを考えて今回はプロにお願いしたわけです。
(すいません。後半もエレキ知らない人のために説明入れようと思ったんですが、めんどくさくなったんで読み飛ばしてください。しかしまあ知らん人にとっちゃ何のことやらさっぱりわからんよなこの文章)
さっそくアンプにつないで鳴らしてみました。
おおぉ。さすがESシリーズの最高峰。この鳴りはたまらん!!
と言いたいところですが、正直、僕にはよくわかりません。ごめんなさい。まあ、ギターの音はします。
僕はこの今回改造に出した355とは別にES-335も持ってるんですが(てゆーかこいつが事実上のメインギター)、何度もシールド抜き差しして2本を弾き比べると、355のほうが、箱モノっぽい音だなと感じなくもないですけど。逆に言えば335のほうが音ヌケも良くてサステインもあるってことじゃないか?というちょっと嫌ぁな感想。
ただこの聴こえ方の違いはストップテイルピース(335)とロングヴァイブローラ(355)のテンションの違いのせいじゃないかなと思うし。うーむ。あ、それとピックアップの出力も335のほうが強い感じです。
僕じゃよくわからんので、ギターに詳しい人に触ってもらってなんか言ってもらおうと思います。というわけで、リーダー&マスターしゃん、そんときはよろしくです。