雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

今さらですが6月です


6月になっていろいろありますが、とりあえず日常生活に関することで2つ新たな制度が始まったようです。
ひとつは仕事関係で知ったのですが、火災報知器の設置が既設住宅でも義務化されたということで、うちはマンション住まいで始めからついてたんで特に関係はないんですけど。で、ふたつめがtaspo。僕は喫煙者なので、こちらは関わりが深いっちゃあ深いです。煙草吸わない人には関係ないんだけど、ともかくtaspoってのが導入されたことで、自動販売機で煙草を買う際に、自分が二十歳以上ですよ、ってことを証明するカードが必要になってしまったわけです。なんでも未成年の喫煙を防止するのが目的だそうで、関西でも導入の数カ月前から新聞やテレビで随分と告知してたから(それに比べると老人医療保険なんて、こっちの方が大事なことだろうに、ぜんぜんPRしてなかったよな。意図的なものだろうけどさ)、非喫煙者でもご存知の方はいると思われますが。
まあともかく、自動販売機様に対しては、「俺は大人の男なんだぜ」と、マディ・ウォーターズばりに啖呵切ったところでtaspoカードを持ってなけりゃ、一切認めてはいただけないわけでございます。ついでに言えば、お子さんがお父さんのお使いで煙草を買いに行くのも難しいですね。まさかこんなところで家族のコミュニケーションを邪魔されるとはお父さんも思わなかったでしょうね。
しかし、くだらない話ですね。
未成年の喫煙防止が目的だっつーんなら煙草の販売は対面販売のみにしちゃえばいいだけじゃないか?余計はコストはかからないし煙草屋の婆さんは増えて雇用もできるし一石二鳥だと思うんだがな。
まったくさあ、JTも煙草屋風情がよその国でつくった毒入餃子横流しして利鞘とったり、偽善臭プンプンの気持ち悪い広告打つくらいなら、本業のこともうちょっと真剣に取組んだ方がいいじゃないの?などとすら思う次第でございます。
ということで、私、taspoカード持ってません。6月に入って以来、事務所の最寄り駅の売店で煙草を買っております。ここの売店のおばちゃん達がいずれも明るくて、なんかそれだけでちょっといい気分にさせてくれます。喫煙者諸君、煙草はおばちゃんか婆さんから手渡しで買おうぜ。あ、お酒もね。