雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

MacBook Aluminumのこととか

ちょっと前にMacBookの黒を購入した、と書いたばかりですが、嫁が仕事で使ってるiBookの調子も芳しくないし、僕がメインで使ってたiMacもイマイチ、というか、ここにきて急にトラブルが増えて(起動しない、とかな…)、その復旧作業中にメールデータを消してしまったりとえらいことになって、なんだかんだでごさいました。
まあ、MacBook黒の環境だったらCS3も十分使えるようなので、思い切ってOS-Xへの移行を決意した次第なわけです。で、アプリのインストールやらいっさいがっさいのセットアップを済ませた黒は嫁用マシンに(そーゆーの面倒臭いんだってさ)、ということで、たいして日を置くことなく、新しいMacBookを買ってしまいました。
 

マウスも買った。 しっぽが無いって、けっこう快適。
 
この新型の機能やらなんやらはこちらで詳しく紹介されてるからまあいいんだけど、ともかく綺麗なノートパソコンです。広告や店頭で見たときにはあまり感じなかったけど、使っているうちにその精度感に感心してしまいました(と言いつつ、最上段のFキーが全部斜め向いてるのはなんで??)。MacBook Airの薄さも素敵だけど(こいつと比べるとAirの薄さにはあらためて驚かされます)、ちょっと頼りなさを感じなくもない。個人的には十分軽くてコンパクトだし、これくらいしっかりしてる方が安心できます。
ところで、ひとつ気になったこと。僕の指先が極端に脂性ってわけでもないと思うんだけど、一日使ってるとキーボード表面がギトギトになって見苦しいです。
 
それと、掲示板なんかでは「液晶が良くない」としつこく書き込むガキ臭い輩を見かけますが、ガンマの調整とかの補正をきちんとすれば問題なく使えます。少なくともグラフィック業務において、今のところ差し支えるほどの問題は感じないです。そもそも色なんて部屋の照明なんかの条件で見え方が変わるといえば変わるもの。持ち運んでいろんな場所で使うこと前提で、なおかつディスプレイの色だの何だのが気になる人は、仕事場と家の中と屋外、みたいに条件の異なるそれぞれのカラープロファイルを作って使い分ければ、それほど不都合は感じないと思います。
 

暗いところでは光っちゃうキーボード! タイプするとき便利…なのかな
 
でもって調子こいて事務所も家も無線にしてしまおうと、あわせてAirMacも導入。これが原因とは言いませんが、不具合が頻発してえらく時間を食われてしまいました。あげくに、事務所用に購入したTime Capsule初期不良ということで交換。このMacBook自体もいきなりシステムクラッシュ起こして(前回、「クラッシュしたらどーすんだ?」って書いたけど、実際どうしょうもなかったです…)Apple Storeに持ち込むハメになっちゃったし。仕事が割とつまってる上にそんなんで時間とられまくってしまって、ほとほと消耗したここ一ヶ月余であります。
その細かい経緯はさておき、同じような不具合に悩まされている人のために、ちょいと覚え書。
 
Air Macを検出してくれないとき
このために何回Time Capsuleのハードリセットと再起動を繰り返したことか。Time Capsuleのリセットボタンは本体の後側だし、再起動のために電源入れ直すにはスイッチないから同じく本体後部のケーブル抜き差ししなくちゃいけないし(またこれが固いんだよ)、これはホント腹立った。
「こんなに何回もリセットやら再起動やらしなくちゃいけないんなら、カッコつけてないで正面にでっかいリセットボタンとパワーボタンつけとけよ」とAppleのサポートに文句言ったのは私です。ごめんなさい。
これ、どうもRealPlayer Downloaderの最新版がAirMacとぶつかってるんだそうです。いちどRealPlayerを起動させると、「ログイン項目」の中にRealPlayer Downloaderできちゃうので、これを削除するとちゃんと検出してくれます。
 
Canonのimagepress C1はAirMacのネットワークからは認識されない
そもそもimagepress C1はbonjourに対応してないんだそうで、12月4日現在、今後も対応する予定はないとのこと。
新型のimagepress C1+は大丈夫だそうですが、C1の場合、Ethernet使って有線でつなぐとプリンタドライバを検出してくれるのに、AirMac使うと見つけてくれません。なので、プリンタサーバのIPアドレスを固定して、「プリントとファクス」で設定するときに「デフォルト」ではなく「IP」からその固定したIP を打ち込んで設定しなくてはいけません。
この書き方でわかるかな?ともかく、プリントサーバのIPアドレスを固定してみましょう、ということです。
って、このことをAppleのサポートから聞き出すのに何日かかったことか!!
 
Adobeソフトのプリントウィンドウについて
OS-9以前のものと比べると、こぉれがえらく仕様が変わってしまってて、戸惑うことこの上ない。
たとば手差しプリントをしたい時は、
 プリント
  ↓
 プリントウィンドウ下の左から二つ目の「プリンタ…」をクリック
  ↓
 アラートが出るけど気にせず「続行」をクリック
  ↓
 またもや「プリント」と名のついた小ウィンドウが開くので、
 ウィンドウ真ん中あたりのプルダウンメニューから「給紙」を選択
  ↓
 その下のプルダウンメニュー「自動選択」から「カセット1」に変更
 
で、やっとこさ手差しトレイの紙にプリントしてくれるという具合です。一度これやると、その設定を保存できるんで、多少手数は減りますけど。
ここで腹立つのは「給紙」のプルダウンメニューで「手差し」を選択してはいけない、ということです。くれぐれもその下の「カセット1」を選んでください。何故か? バグだそーです。
 
Illustrator CS3「用紙サイズで区分ける」「プリント可能範囲で区分ける」は何処へ?
かつては「書類設定」にあった上記の機能。ページものをまとめてプリントするときとか、ポスターをプリントして継ぎはぎするときなんかに僕は割と重宝していたのですが、これがどこかに行ってしまった。
で、どこに隠れてるかというと、
 プリント
  ↓
 左上のリスト『一般』の下『セットアップ』をクリック
  ↓
 『タイル』のプルダウンメニューからお好みのものを選択
 
以前は「林檎+option+p」で出てきたんだから、それと比べるとつくづくめんどくさいですね。
 
 
 
それと、「⌘」キーから林檎が消えたんですね。これ、いつから? なんか寂しいぞ。
 
 
いろいろ書きましたけど、さらに補足。
Appleのサポートの電話対応は、どの担当さんもAmexなみにすっごく丁寧です。多少、情報のスキルに個人差はあるようですけど、概ね、とても気持ちよい対応をしていただけます(製品の不具合に関するストレスは相も変わらず計り知れないものがありますがね)。昔と比べると電話もすっごく繋がりやすくて、それほど待たされることもありません。
なので、困ったら迷わずAppleに電話してみましょう。