雑駁記—藤沢図案制作所—

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

Gibson/Les Paul Jr TV Yellow Fake


 
いきなりタイトルから嘘です。と言うのもこのギター、Orville製なのです。
 
そもそもこのギター、もとはヤフオクで購入したもの。そのときは、ヘッドもちゃんとOrvilleでした。で、塗装はイエローサンバーストで、ピックアップはEMGに乗せかえられていたんです。その上ピックガードも無し。3段階の行程を経て写真の状態になった次第であります。
 
Les Paul Jrというギターについては、好きな人には有名なこのサイトが詳しくて、読み応えあります。
ストーンズ好きには、「ミッドナイト・ランブラー」でキースが必ず使うチェリーレッドのダブルカッタウェイ、通称「Dice」が馴染み深いのではないでしょうか。
あと、なぜだか「ヴードゥー・ラウンジ」ツアーのときは、いずれもイエローのシングルカッタウェイとダブルカッタウェイのものをやたら使ってましたっけ。
 
 
■第一段階〜ピックアップとペグの交換、ピックガード自作
入手当初、上記の状態に加え、ペグも違うものでした。おそらく純正と思われますが、同じような形状でノブも金属のものだったんで、プラスチックノブのペグを、リペアパーツショップの「Guitar Works」から購入。ゴトー製のP-90も同時に購入してEMGと交換。その際にコンデンサもオレンジドロップにしました。
 
でもって、ピックガードを自作。これも同じくGuitar Worksからアコギのピックガード用のべっ甲柄の板を購入して、それを切り出してそのまま貼付け。ピックガード取り付けにネジを使ってないのはそういう理由です。ピックガードの型紙は、前述したサイトに載っている図面を拡大したもの。それをカッターナイフで切り出したものなので、形はかなーりアバウトです。
 
これでP-90も載ったことだし、一応はレスポールJrの体裁は整ったということで、概ね満足してたんです。してたんですが、だんだんと「ダブルカッタウェイなのにサンバーストはおかしい」という気分になってきて、収まらなくなってしまったのですね。そこで、色を塗り替えてしまおう、と思ったのです。
 
 
■第二段階〜塗装剥離、赤いJrに
まずは塗装を剥がしました。ポリ塗装だったので、アイロンで熱して、柔らかくなったらペリペリと剥がしていきます。入り組んだところや細かいところはカッターナイフやサンドペーパーを適時使用。この辺りはプラモ用の道具が役に立ちます。というか、以降の作業もほとんどプラモと同じようなやり方なんで、リペアマンの方とか、ちゃんとギターの塗装をしてる方とかからすると噴飯ものだと思いますが。
 
なにしろ、塗装を剥がす際に何カ所か木を持ってかれたんですが、その補修に、兵隊フィギュア改造用に買った木工パテ使ってますんで。でもって、砥の粉やシーラーなどによる目止めはしてません。いきなりサーフェイサー塗ってます。ホント、プラモと一緒です。で、このときはボディを赤にしました。それも、たまたま模型屋でこの色のガンダムカラーが安かったんで、シャア専用ザクの暗い方の赤。赤というより小豆色ですね。「ダブルカッタウェイなのにサンバーストはおかしい」とか言ってたくせに、かなりいい加減な色使ってます。
 

このとき、塗装はヘッド部分も全部剥がしてしまったんで(というわけで、今ではシリアルも判らないです)、ギブソンロゴとレスポールのロゴをIllustratorで描き起こしてデカール作りました。こいつが偽ギブソンになったのはそれ以降ということになります。
 
あ、そーだ、塗装剥がしたついでに、若干太めなんで少々違和感あったネックを、プラモのパーティングライン消す要領で、カッターの刃を立てて鉋がけした後、ペーパーで整えて、少々細くしました。
ちなみにクリアもオーバーコートして、一応磨いたんですが、そのとき使ったクリアもクレオスのスプレー。いつもプラモに使ってるやつです。
 

この時期、ライブでも何度か使いまして、そのときの動画がこれです。リズムギターとしては、充分良いギターだと思います。
 
で、もういいだろうと。素人仕事にしては十分やったじゃないかと。だったんですけど。ですけどね。次に頭をもたげてきた考えというのが、「一本くらい派手な色のギターがあってもいいよな」と。だからってそのためにまた一本買うというのも人として何だし、まあ一回塗り替えた以上、中古に出すわけにもいかんから、こいつを塗り替えてしまえ、と。
 
 
■第三段階〜黄色いJrに
ということでふたたび塗装剥離。今度はシンナーでひたすら拭き取りました。塗装の行程はほぼ同じです。違うのは使った色で、今回はタミヤのキャメルイエローです。だからホントはTVイエローでもないんですけど。
こうしてあらためて見ると、ギブソンっつーより、エドワーズのJrっぽいしなあ。いや、もうこのままで使いますけど。
 
ところがですね、いろいろいじくる度に配線もつけたり外したりしたせいか、ハンダゴテの熱でポットがやられたようで、ボリュームをフルにすると音が出なくなりました。ということで、近々ポット交換予定です。