雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

ぬいぐるみの撮影〜


 
ここ数日は藤沢図案制作所のウェブサイトづくり(やっとかよ)に明け暮れております。
今までの仕事の中で紹介できそうなものを選んで(これがなかなか無いんだ)、JPEGにしたり記憶をたどって文章書いたりの作業がつづいているのですが、なかなか遅々として進みません。これは素材の問題もあるけれど、それ以上にあらためて感じるのは、自己紹介とか、自己弁護が難しいように、自分のことをデザインするというのもやはり難しいということです(「疑うものは弁護士を見よ」と芥川龍之介も言っておられます)。普段「受け手に何を伝えたいのか、もっと絞り込まないといけません」などと言っておきながら、何なんだよこのザマは、と思わずにはいられません。
ともかく、5月には公開できたらいいなあ、という感じで進めております。
とか言いながらプラモデルと一緒で、ずるずる延びちゃったりして。いやいや、一応これも仕事ですから。
 
ところで、来月5月の12日より、大阪のCalo Bookshop & Cafeというところで、FUJICCOさんのぬいぐるみ展が行われます。そこで展示されるぬいぐるみを写真に撮ってポストカードやミニブックを作ってみようじゃないか、ということで、撮影とあいなりました。ひさびさにハッセルブラッド登場です。まあ、このブログでは初登場ですけど。
今更ですが、ブログにときどき載せてる、いわゆる「ましかく写真」は、一部は二眼レフカメラで撮ったものですが、殆どはこのハッセルによるものです。デカイわ重いわ面倒くさいわの三重苦カメラでして、GX100に慣れてしまったこのごろは、以前にも増して持ち出すことに躊躇するんですけど、上から覗くファインダーに移る画像の美しさは、大袈裟に言えば官能的ですらあります。ホント、同じ構図なのに撮った写真なんかよりファインダーの画の方が絶対いいもんな。まあ、カメラについてもギター同様、下手の横好きで大した知識は無いので、あまりぐだぐだ言って馬脚を現すのもナニなんですけど(だから、ギターとかカメラとかの紹介もしてみたいんだけど、なかなか書けることが無いんですよね)。
 

デジカメは簡単に寄れるところがいいですよね。
 
ぶっちゃけた話、上手く撮れてるかどうか、全く自信ありません。ここで「上手く撮れてるかどうか」と言うのは、絵としての仕上がりがどうか、などという高尚な話ではなくて、露出合ってるかなあとか、ピント来てるかなあといった、かな〜り初歩的なレベルについてです。ですので、弱気な話ですが、GX100でも同じカットを押さえてあります。
ただ、上のハッセルはそのGX100で撮ったものなんですけど、これピント来てねえんだよな。デジカメ使ってもこれかよ、って感じでいっそう自信をなくしてるんですけど。