雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

バンダイ 1/144 HG RX-79[G] Gundam Ez8


 
今年の静岡にこっそり持って行った完成品のひとつ。イージーエイトです。
と言ってもガンダムです。シャーマンじゃありません。「第08MS小隊」という作品の主役機だそうです。毎度のことながら、アニメ自体は1分も観たことありません。にもかかわらず、Ez8のキットを作るのは2度目だったりします。プラモ作りに再び興味の出てきていた10年ほど前、JR西宮駅の近くのcoopで1/100スケールのマスターグレード版を見かけ、微妙に地味な外観(色はブルーとアイボリーとグレイですが、なんかオリーブドラブとかカーキなんかも似合いそうじゃないですか?)が気に入って購入したことがあったんです。まだこの頃は大型スーパーの玩具売場にプラモデルが並んでたんですね。加えてこの頃は購入したらすぐに組んでました。
そのMG版のEz8は、無塗装・クリアコート・スミ入れという、いわゆる「簡単フィニッシュ」でこさえたのですが、初めてサンドペーパーで面出しやエッジを立てたのでした。これだけでも随分と印象が変わるものだなあと思ったものです。もう捨ててしまいましたけど。
 

 
さて、このHG版、キット自体はMG版よりも古いもので、パーツ分割も二時代くらい前の構成になっていて、継ぎ目を消したり、塗装の際にマスキングしたりと少々面倒なところがあります。ただ、2011年10月の時点ではまだHGUCのリニューアル版は無いので、1/144サイズのコンパクトなEz8が欲しいとなると、これしかないわけです。
何度も書いてるような気がしますが、僕のスキルではこの手のキャラクターものは普通に組んで塗装するのが精一杯です。ディテイルアップなんてとても無理です。ただ、今回は仮組したときに、主観ですが二の腕と太ももが貧弱に感じたので、それぞれ0.5mmプラ板をはさんで幅増しをしました。また、顔も細いように思えたので、マスク部分を裏から削って薄く曲げやすくして、角度を浅めにしました(この説明で判りますかね?)。あとはシールドの裏側をプラ板で塞いだくらいです。
 

 
塗装はテキトーにこさえた各色をエアブラシで。前述のように継ぎ目消しやヒケの処理などが必要なので、簡単フィニッシュというわけにはいきませんね。
それからこのキット、パラシュートケースが背負いもののおまけとして付属してますが、このパラシュートケースから肩のアーマーにつながるビニル素材のベルトが、いまいち良い感じで垂れ下がってくれません。この辺りは要検討です。そういう意味ではまだ完成とは言えないかな?
なーんて、サクサクっと書きましたが、これも購入してここにこぎつけるまで、5〜6年が経過しているのでした。