雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

第23回モデラーズクラブ合同作品展2012


 
5月19日と20日にツインメッセで開催された、いわゆる静岡ホビーショー。今年もK2Cの一員として行って参りました。
 

 
今回のK2Cブースの目玉は何と言ってもK2C鹿児島支部から参加されたカールおじのぶたさんの各種原寸模型でしょう。
写真手前から、タイガーIIの88mm砲弾、同じくタイガーIIのマズルブレーキ、パンターの赤外線暗視装置、その奥に見える”人”が1/1両津勘吉、サングラスのダンディな紳士(昭六さん―腹ペコさんのお父上です)の向こうに見えるのがストームタイガーのロケット砲弾ときたもんだ。いずれも手作業によるスタイロフォームの削り出しで作られているというから尚更驚きです。
ちなみに、写真右の若干見切れてますが、赤いポロシャツの男性がカールさんです。
 

 
こっちからの写真だと両さんがよくわかりますね。
 
今年は会場内をまわることができず、あまり他の作品を(毎度ながら自分の物も)撮影できなかったのが心残りです。
とは言え、拝見できた作品は相変わらずハイレベルなものばかりでした。自分にできることと言えば、毎年のことながら、静岡から帰ったらせめて手持ちの作りかけくらいはきちんと完成させようと心に誓うのが関の山なんですが。
 
それから今回、個人的に目についたのが(毎年参加されていたかもしれませんが)、小学校とか高校とかの模型クラブの展示でした。
年期の入った趣味人が高い技術を披露してくれるのは勿論見応えがあるのですが、少年少女(まあほとんど男の子でしょうが)が楽しんで作ったであろう完成作品は、それとは違った楽しみがあります。どれも自分が10代の頃作ってたものより上手いし。
いずれにしても、僕らが小さな頃とは違って、プラモデルが決して安上がりな趣味ではない昨今に、こうして展示会にまで参加する小中高生がいるというのは嬉しいものです。
 
ちなみに、今年は飲みもあまり出られず、夕食後は宿に戻ってすぐ寝てしまいました。おかげで朝食は美味しくいただきましたが。
だから酒もそんなに飲まなかったのですが、「花の舞」の純米生酒。淡麗で、たぶん辛口なんだろうけど、後味にほんのり甘味が残る感じ。これは美味かった。
静岡おでんと共に、静岡の楽しみが増えました。