雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

アリスでジャカジャカ


試行錯誤その2。お題とは関係ありません。
 
今度の17日にBeat Inで行われる「昭和Folk Jam」に向けて(そういうタイトルなんだw)、アリスの曲を練習しました。
メンバーは3名。ギター、ギター、パーカッションと、キンちゃんこと矢沢透氏がドラムセットに座る前の、初期アリスのフォーマットであります。
 
アリスと言えば僕がギターを持った中学生の頃、練習したものです。
そもそも中学1年の文化祭で「帰らざる日々」とさだまさしの「案山子」の2曲を、クラスの出し物として合奏したのが、ギターを弾こうと思い立ったきっかけなんです。
その頃はギターという楽器が自分に弾けるとは微塵も思ってなかったんで(というか、ドレミの音をさぐることすら面倒くさいと感じるくらい、楽器演奏そのものに全く興味が無かった)、小太鼓を担当したんです―「帰らざる日々」でスネアの音が鳴ってたわけです。今思うと、ちょっと考えられない選曲とアレンジですね。
ただ、ギターのパートを弾いてるクラスメイトを見て、「自分にもできそうだな」と思い、文化祭が終わった後に埃をかぶってた父親の遺品を触り出したんです。
 
で、先の文化祭でギター担当だった奴がアリスを好きだったこともあって、アルバム聴いたり何曲か弾いたりしたのでした。
ただやっぱり、「冬の稲妻」以降のものが多かったです。今度演奏する演目は初期の曲ばかりだったので、今回初めて聴くものがほとんどでした。知ってたのは「帰り道」と「明日への賛歌」とかくらいで。
 
他に練習したのは「知らない街で」「愛の光」「青春時代」etc。
この辺は今回初めて聴いたんですが、「知らない街で」は今更ながら谷村新司氏のあまりの美声に感心してしまいました。この曲、歌うと結構気持ちいいw 聴いてるより歌う方が良いです。
「愛の光」なんかは「冬の稲妻」や「狂った果実」「エスピオナージ」みたいな、ドレッドノートのギターでジャカジャカストロークしてハモる、いわゆるアリスのスタイルの萌芽があって興味深いです。そう言えば、℃-uteの新曲のカップリング「悲しきヘブン」が一部で「アリスっぽい」と言われてるみたいだけど、それはこの辺りの路線の曲っぽいってことではないかと。

 
それと「青春時代」。これのずーっと後に出したシングルで「それぞれの秋」という曲があるんですが、「それぞれの秋」って「『青春時代』その後」のつもりで作ったんじゃないかなあなんて思ったりして。さほど歌詞には直接的な関連はないんですけど、アレンジなんかに繋がるものを感じてしまいました。
 
うーむ、「アリスの曲を何曲か練習したよ」って書くだけのつもりだったのだがな…