雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

1号戦車とマチルダ その3


 
ずっと途絶えていたプラモネタが続きます。我ながらお題にムラありすぎ。
タミヤのマチルダ。先日アップしたのと同じ写真です。
 

 
ほぼ1年くらい前に完成したものとして、
こんな写真も撮ってたんですけどね。
 

 

 
なかなか、頑張ってるでしょ。
 

 
今回、ほぼストレートで組みました。
砲塔右側面のスモークディスチャージャーに延ばしランナーでコードを追加したのと
ついてるはずの左フェンダーの予備履帯を無くしただけ。
それ以外はキットのままです。
ちなみにタミヤ製マチルダの発売はほぼ40年前のこと。
 
塗装のはがれとか汚しとか、ちょっとやりすぎの感もありますけど
自分なりに気に入っていたのですよ。
 

 

 
ところで、これもまた先日どころか一つ前に載ってる写真ではありますが、いまいちど。
 

 
1号戦車と組み合わせて、砂漠調の地面にのせると、
地面と同系色だからちょっと見え方が弱いように思えてきました。
実際のところで言えば、迷彩塗装として上手く機能してるよねということではありますが。
1号戦車とマチルダで、それぞれどちらが主役とワキ役なのかということもあるんですけど。
けどね、このままだとマチルダの方が背景になりすぎると言うか、
もうちょっとマチルダにも眼が行くようにするべきではないかと。
 
チルダと言えばスカイブルーが印象的な広い帯状の塗装パターンがあります。
地面などのサンドイエローやサビた1号戦車などの赤茶系の中で
ブルー系の色ってのはなかなか映えるんじゃないだろか。
そんなことを今になって考えました。
 
でもここまできて塗装をやり直すってのも何だしなあ。
 
なによりめんどくさいっす。
 
 
 

 
塗装をやり直すことにしました。
 
けっこう手間かけて、ハガレや汚れ表現をした上に
筆でブルー2色をベタベタと重ねてしまいました。
 
全体の1/3くらいを塗り直すことになるのかな。
もうやっちまったし、後戻りはききません…
ちょっとブルーが鮮やかすぎるかな。
 

 
マークも追加。
ドイツやソ連アメリカ戦車にはない独特の色使いです。
本来、この塗り分けでは
濃いブルーのところは茶色にする方が正解みたいですけど、
そこはまあなんとなく好みでブルー系でまとめてしまいました。
 

 
ちょっとずつ塗装のはがれを加えてみました。
(判りにくかったらクリックして拡大してみてください)
これから、はがれやサビを加えたり上から塗り直したり
油絵の具などで彩度を落としてなじませたり
パステルでほこりをかぶったような表現にしたりして
とにかく「後から塗り直した」感じにならないように
仕上げるつもり、です。