雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

2019-01-01から1年間の記事一覧

谷崎潤一郎 「攝陽随筆」

読んでいない本が何冊も積まれているにもかかわらず、この夏は谷崎潤一郎の「卍」と「春琴抄」を再読していた。特になにか事情があったわけでもなく、何となしに頁をくっているうちにまた読んでいた程度のことだ。とはいえ「卍」は印象を新たにしたし(正直…

2019 書き初め・確定申告

数年前から年初に書き初めをするようにしている。 僕はとにかく字が下手なので、厄年の時分に、四十の手習いではないけれど、習字を習いたいとさえ考えたこともあった。あったけれど、なにしろ出無精なので、けっきょく未だに習いには行ってはいない。 とい…

いいかげん完成させよう

本やら楽器やらなんやかやと、いつの頃からか、自室はすっかり魔窟となっている。 そうした中でもかなりのスペースを占めているのが、ストック&未完成の模型たちだ。 自らへの戒めとして、とりあえず制作途中&未完成のAFV(つまりそれ以外もあるのだが)を列…

病中句

昨年12月28日から先月1月5日までの9日間、入院をしていた。 僕にとって最長の入院となる。病名は腸穿孔。 大腸に穴が開いて腹膜炎を併発して運が悪ければ敗血症になって云々と、なかなか危うい経験をしてしまった。 細かい経緯はそのうちまとめたいなあと思…