雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

ルー・リード逝去

CNNより。
めちゃくちゃハマったミュージシャンというわけではないけれど、若い頃から聴いていた。
(そんなのばっかだけど)
なんというか、「ニューヨークに定住したボブ・ディラン」という印象。
都市生活者というか、どこかにそうしたクールさがあって、
バンドでノイズとかをギャーーーンと出してても、
音を出しながらもどこかでそれを醒めて見ている、そんな感じ。
 
久しぶりにCD棚やレコード棚を眺めてみた。
ベルベットのバナナレコードはやはり必聴盤。
「なにこれ?」と思った人は、
レコードは相当入手困難だろうけれど、CDも出てる(まだ買えるかな?)ので、ここは是非
モノラル盤を聴くことをおすすめしたいです。
ついでに言うとヴェルヴェット・アンダーグラウンドって2枚目も3枚目もかっこいい。
世評によくある「パンクのオリジネイター」的な音を聴きたいなら
むしろ2枚目や3枚目の方がそれっぽいかもしれない。
 

 
写真はそのモノラルバージョンを含むベルベットのファーストのDXエディションのCDと、
黒いやつは、アンディ・ウォーホルが亡くなったのをうけて
久しぶりにジョン・ケイルと組んで作ったCD。
全体に静かというか、穏やかなトーンのアルバムで、これも結構好きです。