雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

太宰治 「晩年」自装版


 
「脱走と追跡のサンバ」に続く、文庫本リメイク第2弾。
走れメロス」が話題沸騰中の太宰治が「遺書のつもりで書いた」と言う処女短編集。これは新潮文庫版です。
 

 
クラフト紙を主に、背表紙や表紙のあしらいに黒い紙を使いました。
金の文字はアルプスのプリンタで黒い紙に直接プリント。
箔押しのような立体感が無いのが好みの分かれるところでしょう。
作業中に文字が剥がれたり欠けたりしないか心配でしたが、この紙との相性は良いようです。
 

 
ちなみに、黒い紙はリーガルシューズのショッピングバッグを流用。
芯の厚紙に貼付ける際には、木工用ボンドとフエキ糊などのでんぷん糊を混ぜた、のりボンドを使うのですが、
ショッピングバッグの紙にはPP加工されてるため、のりボンドが使えないだろうと思い、
黒い紙の接着のみ、鼻くそボンドことボンドG17を使いました。