雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

自動車3つ

このところ、仕事が少ないのをいいことに(よくないのだが)、「未完成病からの脱却」をテーマとして、長いこと放置していた模型をなるべく完成させようとがんばっております。いやもうこれが「どおしたらいいんだあああ!!」と夜中に突然叫びだしたくなるくらい沢山あるんですわ。
 

 
で、いくつかちょっと前に完成したので、貼ってみます。
左からメッサーシュミットKR200と、BMWイセッタ300です。スケールは1/24で、いずれもグンゼ製(GSIクレオスではないのだ。わはは)。いずれもというか、2個セットで販売されてるものです。
ついでにこの2台、いずれも前輪二つ、後輪一つの三輪車です。
 

 
メッサーシュミットというと、飛行機しか作ってないような気がしてたんですが、戦後は車も作ってたそうです。箱側面の解説によりますと、「航空機のパーツを活用してKR200をはじめとするユニークな自動車を開発して注目を集めました」とのこと。何をどう活用したかはよくわかりません。
 

 
この車、乗り降りするときは上の部分がガバーと右側に開くんだそうです。でもって前と後ろの二人乗りです。
 

 
これでもビーエムです。てゆーか、こんなビーエムなら欲しいなあ。こちらは前がパカーと開いて乗り込むそうです。で、横並びの二人乗り。
 

 
こいつら、可愛いのはいいんだけど、キットとしてはあまり作ってて楽しくなかったです。どれくらい楽しくなかったかというと、ボディの塗装後、3年以上放置してしまったくらい、といえば気持ちもわかっていただけますでしょうか。わかりませんよね。キット自体もかなり古いものだと思うんだけど、内装をはじめとして省略箇所も多いし、ウィンカーやヒンジなど、ボディに取り付ける小物の位置もよくわからんし(全部イモづけなんですよこれがまた)、なんか盛り上がりに欠けたまま、「まあいいや」ってな感じで完成とした次第です。
どちらもパーツの合いは悪くないです。そもそも隙間や段差ができるほどのパーツ割ではないからなんですけど。あ、それでもメッサーの方は少々タミヤパテのお世話になりまして、その際削ったリベットを復活させなくてはいけなかったりしました。
 
ところで、巷で話題になりつつある電気自動車。個人的には今のところ全然興味ないんだけど、こんなスタイリングのやつらが出てくるんなら、ちょっと考えてみてもいいかも。
 

 
ちっちゃい車つながり、というわけではないけど、ミニクーパーです。こちらはタミヤ製の1/24。これ作るの、実は2回目です。先代はエアブラシ購入以前に作ったから、6年くらい前になりますね。それは手元にないんだけど、完成度はあまり変わらない気もするな。まあ、エアブラシなんか無くてもそこそこ作れちゃう良いキットということです。

あ、でもデカールがちょっと貼りにくくて、ナンバープレートのところは本来「BNH 22C」なのに割れちゃったんで「AUSTIN」にしてしまいました。デカールの質が悪いのか、放置しすぎて劣化したのか、わかりませんけど、タミヤのキット付属のデカールで失敗することはまずないので、おそらく後者なのでしょう。
 

 
先の2台と違って、内装も足回りも再現されてるし、ちょっと上手く撮影できなかったんだけど、エンジンもついてます。
 

 
どーでもいいけど、かつて我が家の自家用車がミニクーパーだったんですね(今はフィアットのパンダ)。そんなこともあって、やっぱこのキット、実車ともども好きです。
 
しかし車のプラモは難しいです。写真じゃよくわからないけど、実際は指紋やはみ出した接着剤やメタルックによるメッキパーツの補修跡やマスキングの失敗でカナーリ汚いです。戦車だったら勢いで汚しちゃえばいいんだけど(いいのか?)。