雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

演奏会でした

怒濤の演奏会特集、などと勝手に言ってますが、その第一弾。
お越しいただいたお客様、トリをつとめてくださったTAKE OFFのお二人、機会を与えてくださったBEAT INさん、ありがとうございました。
一人で演るギターの弾き語り、というのは十数年振りで、かなーり緊張しましたですが。
つーことで、「日本の古くてあまり有名じゃない曲を中心に」演ってみました。メニューは以下のとおり。
 
5月の風
神話
メモランダム
あの男が死んだら
アン・ドゥ・トロワ
灰色の指先
fin
 
事前に「カラオケで歌われたらドン退きされそうな曲ばかり選んだ」なんて言ったりもしてたんですが、別にその基準で曲を選んだわけではなくて、あまりポピュラーじゃないけど(「アン・ドゥ・トロワ」は有名だよね)、大半の曲は、いい歌だから知ってもらいたいなあってのを念頭に選んだつもりです。なのですが、結果的に異様に暗い曲が並んでしまい、おそらくBEAT IN史上、最も暗いステージだったのではなかったのではないでしょうか。
ぶっちゃけ、次にひかえてらっしゃったギター・デュオ、TAKE OFFさんが耳馴染みのあるフォークをされると聞いていたので、前座が多少重くしても、それはそれでいい対比になるだろうなどと都合のいいこと考えてたのですが。
そのTAKE OFFさんなのですが、ともかく二人ともヴォーカルが良い。ハーモニーが綺麗だし馴染み深い曲ばかりだしと、気持ち良い時間でした。
やはりですね、自分が知ってる曲を、生で上手く演奏されるというのは、単純に聞いてて気持ちよいものです。自分の考えるところの「良い曲」を紹介したい、というのもいいけれど、お客さんの「聞きたい曲」っつーのもあるんだし、その辺のバランスはやはり大切ですね。などと演る前から判り切ってたことをあらためて反省する次第です。
TAKE OFFのステージ終盤は飛び入りを交えての歌&演奏。正直、歌声喫茶的な感じになったら嫌だなあと思っていたのですが、セッションヴォーカルの参加、みたいなノリだったので、これはこれでアリかなあと(決して僕が「交響楽」を歌わせてもらったから肯定的になったとかそういうわけではありません)。

次回6/6は、英語の歌篇で、トリはDylan's Childrenというグループさんでございます。