雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

王蟲とナウシカ その3

 
 
お姫様です。
なかなか思い切って目を描くことができないまま放置してたのですが、いつまでもそういうわけにもいかず、「まあいいや」とばかりに目を入れました。これ以上は拡大できません。
王蟲のかたわらに立たせるつもりなのですが、そうすると左腕のフリンジがちょっと干渉するので、キットのフリンジは切り取って作り直しました。材料は紙_煙草の箱_であります。
 

 
お姫様の目もそうですけど、王蟲の方も、目玉を入れるとぐっと作業が進行したように感じますね。
赤くて丸いやつは全部が目なんだそうです。普段は青い目なのが怒ると赤くなるんだと。
その目なんですけど、クリアパーツになってるんで、ゲートの跡が気になるかもなヤスリでけずって表面綺麗にしなきゃいけないよな最悪コンパウンドまで使わなきゃいけないかな面倒くさいななどと、作業前はうだうだ考えてたんですが、ヤスリがけすらせずにクリアレッドを筆で塗ったら、「別にこれでいいかなあ」と。
サンドペーパーの番手を上げてってツルツルピカピカに仕上げなくても、気持ち濃いめのクリア塗料を筆塗りすれば、塗料のツヤのおかげでさほど気にならなくなるようです。いつかはこのキット作ろうと思ってる人には朗報かもしれませんぜ。
それと、なんでも王蟲の血は青いんだそうで、エポキシ接着剤とクリアブルーでちょっと出血させてみました。
 
 
 
ところが我が家のアドバイザー曰く、「流血がおとなしい」とのことだったので、出血量を増やしました。
ホントだったら(って、ホントもクソもないけどさ)、もっと「どぴゅー」っと出るのかもしれないけど、気分としては、やや粘液質の「とろ〜」っとした血液ってことで、こんな感じに。
 
次回はいよいよ完成篇です。