雑駁記——藤沢図案制作所——

ざっぱく【雑駁】(名・形動) 雑然としていて、まとまりのないさま。「_な知識」「文明の_なるを知らず、其動くを知らず」〈文明論之概略諭吉〉

終わりました、二題。


 
5月16〜17日、ツインメッセ静岡にて開催された静岡ホビーショーに、夙川模型倶楽部の一員として参加してきました。ホビーショーというのは模型メーカーの新製品発表会です。楽器関係でいうとNAMM showみたいなもんです、多分。でもって、同時にモデラーズクラブ合同展示会も開催されまして、こちらでは全国の模型クラブが一同に会するわけです。その数160以上!作品展数5000点以上!会場にいると、果たして本当に模型産業が斜陽なのかと信じられなくなります。それくらい、いずれの作品も、作った人の情熱や技術が楽しみながら注がれていました。

また、普段はネットで交流している人達が、年に一度、実際に会ったりして交流を深める場でもあるようで、そういうのも楽しみのひとつのようです。なんかちょっとだけ、四芸祭を思い出してしまいました。
(ひょっとしてもう沖縄を加えた五芸祭になってるかもと思って調べてみたら、今年の四芸祭はインフルエンザの影響で中止だったんだって?ちょっとびっくり。)
 

静岡に持って行ったやつら。ブログでは未紹介なのですが、ランツブルドック 30hp タイヤトラクター。
 

Chance Vought V-173 フライング・パンケーキ
 

De Havilland D.H.2。 自作品の会場での展示風景を撮影するの忘れてました。
 
今回、初参加ということで、なにもわからんまま以前に晒したマチルダ1号F型をはじめ、過去に作った模型を持って行ったのですが、やっぱ参加する以上はこの日に向けて完成させたものを一つは持っていかないと、ちょっと申し訳ないような気分になってしまいました。来年は、今年よりちょっとでもいいモノを作って持って行きたいものです。
 
会場の隅っこで、小学生くらいの男の子が買ったばかりのミニ四駆を箱から出して組み立ててました。
そーだよな、小さい頃は買ったその日に完成させてたよな、とか思いつつ廻ると、1年近くじっくりと手間隙かけて作り込んだ艦船模型に圧倒されたり、工芸品のような1/72の複葉機や、プラスチックとは思えないくらいピカピカに磨かれたカーモデルに魅入ったりして。一口に模型と言っても作り手の年齢から楽しみ方から、ホントに幅広い趣味だなあとしみじみ感じました。
 
 
静岡とともに、もうひとつ終わったこと。

同じく16日は、FUJICCOぬいぐるみ展の最終日でもありました。
こちらは静岡とバッティングしてしまったのですが、なかなかの盛況だったようです。
写真は今回の展示ぬいぐるみ中、個人的にいちばんのお気に入りだった「ぴょんちゃん」。命名は私です。作者FUJICCOさんも知らない名前の由来は、つげ義春の「ほんやら洞のべんさん」というマンガで、べんさんの娘が名付けたであろうウサギの名前(あれは「ピョンちゃん」でしたが)からです。
 
さて、次は演奏会です。なんかここんとこ仕事以外は目紛しいというか忙しいというか。